17世紀の世界(1601年〜1700年)
会社が交易と統治を担い、国家の枠が条約で定められた世紀です。イギリスとオランダの東インド会社がアジアに拠点を広げ、ヨーロッパでは三十年戦争のあとウェストファリア条約が結ばれて、主権国家が並び立つ体制の起点とされます。イングランドでは内戦を経てチャールズ1世が処刑され、フランスではルイ14世の親政が始まりました。ガリレオの望遠鏡観測とデカルト『方法序説』は、自然をどう記述するかという問いに関わります。東アジアでは後金から清が興り、明が滅んで清が北京に入り、康熙帝の治世が始まりました。日本では江戸幕府が開かれ、対外関係が四つの口に絞られます。
地域別の内訳
この世紀は年表の区間「近世・近代」にあたります。
17世紀の主な出来事(9件/収録は48件)
ここに出しているのは主な項目です。補足・背景・帰結・出典を付けた全件の一覧は、時代別のページにあります:近世・近代
| 年代 | 地域 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1602年 | 南アジア・東南アジア | オランダ東インド会社の設立 条約締結権と軍事力を持つ会社として設立された。 |
| 1603年〜1868年 | 日本 | 江戸幕府 徳川家康が征夷大将軍となり、江戸に幕府を開いた。 |
| 1609年〜1610年 | ヨーロッパ | ガリレオの望遠鏡観測 1609年に望遠鏡を自作して月面の凹凸を観測し、翌1610年に木星の衛星を発見した。 |
| 1616年 | 東アジア | 後金の建国 ヌルハチが女真諸部を統合した。 |
| 1618年〜1648年 | ヨーロッパ | 三十年戦争 宗教対立に諸侯と諸国の利害が重なり、ドイツ各地が戦場となった。 |
| 1636年〜1912年 | 東アジア | 清 満洲族の王朝。18世紀に領域が最大となった。 |
| 1637年 | ヨーロッパ | デカルト『方法序説』 疑いうるものを排して認識の基礎を求める方法を提示した。 |
| 1648年 | ヨーロッパ | ウェストファリア条約 三十年戦争の終結。領邦の主権が条約上確認された。 |
| 1688年〜1689年 | ヨーロッパ | 名誉革命 議会が国王を交替させ、王権が議会に制約される体制が確立した。 |
世界人口の推計(百万人)
1950年以前は研究者によって推計に幅があります。
| 年 | 推計(百万人) |
|---|---|
| 1650年 | 470〜545 |
| 1700年 | 600〜679 |