7世紀の世界(601年〜700年)
イスラームが成立した世紀です。610年ごろのムハンマドの活動、622年のヒジュラ、正統カリフ時代と続き、651年にササン朝が滅び、661年にウマイヤ朝が成立しました。短期間に広い範囲が一つの政治圏に入っています。中国では唐が成立し、大運河が開かれ、均田制・租庸調制が整えられました。玄奘がインドに旅し、仏典をもたらします。南アジアではブラフマグプタがゼロを数として扱う演算規則を記し、東南アジアではシュリーヴィジャヤが海峡の交易を握りました。日本では冠位十二階と十七条憲法が定められ、西アフリカではガーナ王国とサハラ縦断交易が記録に現れます。
地域別の内訳
この世紀は年表の区間「中世」にあたります。
7世紀の主な出来事(8件/収録は32件)
ここに出しているのは主な項目です。補足・背景・帰結・出典を付けた全件の一覧は、時代別のページにあります:中世
| 年代 | 地域 | 出来事 |
|---|---|---|
| 603年〜604年 | 日本 | 冠位十二階と十七条憲法 推古朝で、個人の功績に応じて位を与える制度と、官人の心構えを示す条文が定められた。 |
| 605年〜610年 | 東アジア | 大運河の建設 華北と江南が水運で結ばれ、物資の輸送量が増えた。 |
| 610年 | 西アジア・中東 | イスラームの成立 ムハンマドによる布教の開始。622年のヒジュラがイスラーム暦の紀元となる。 |
| 618年〜907年 | 東アジア | 唐 長安を都とし、ユーラシア東西の交易が拡大した。 |
| 622年 | 西アジア・中東 | ヒジュラ(メディナへの移住) イスラーム暦の紀元とされる。 |
| 624年 | 東アジア | 唐の均田制・租庸調制 土地の給付と税・労役を対応させる制度が整えられた。 |
| 628年 | 南アジア・東南アジア | ブラフマグプタによるゼロの演算規則 ゼロを数として扱う規則が明文化された。 |
| 661年〜750年 | 西アジア・中東 | ウマイヤ朝 ダマスクスを都とし、世襲のカリフ位が確立した。 |
世界人口の推計(百万人)
1950年以前は研究者によって推計に幅があります。
| 年 | 推計(百万人) |
|---|---|
| 700年 | 207〜210 |