10世紀の世界(901年〜1000年)
分裂のあとに新しい王朝と国家の枠ができた世紀です。中国では五代十国を経て宋が成立し、中央ヨーロッパでは神聖ローマ帝国が生まれました。キエフ・ルーシがキリスト教を受け入れ、東ヨーロッパの宗教の帰属が定まります。北アフリカではファーティマ朝が成立し、東アフリカのスワヒリ海岸には交易都市が並びました。西ヨーロッパでは三圃制が広まり、農業の生産が上がっていきます。太平洋では、イースター島でモアイ像の造営が始まったとされます。
地域別の内訳
この世紀は年表の区間「中世」にあたります。
10世紀の主な出来事(8件/収録は19件)
ここに出しているのは主な項目です。補足・背景・帰結・出典を付けた全件の一覧は、時代別のページにあります:中世
| 年代 | 地域 | 出来事 |
|---|---|---|
| 907年〜960年 | 東アジア | 五代十国 唐の滅亡後、華北で五王朝が交替し各地に地方政権が並立した。 |
| 909年〜1171年 | アフリカ | ファーティマ朝 北アフリカに成立したシーア派の王朝。カリフを称した。 |
| 960年〜1279年 | 東アジア | 宋 火薬・羅針盤・印刷術の実用化が進んだ時期にあたる。 |
| 962年〜1806年 | ヨーロッパ | 神聖ローマ帝国 オットー1世の戴冠に始まる。ドイツを中心に諸邦が並立する緩やかな連合体として続いた。 |
| 988年 | ヨーロッパ | キエフ・ルーシのキリスト教受容 東方教会の典礼と文字がスラヴ世界へ広がった。 |
| 1000年 | ヨーロッパ | 三圃制の普及 耕地を三分して輪作する方式。北ヨーロッパで段階的に広がった。 |
| 1000年〜1500年 | アフリカ | スワヒリ海岸の交易都市 キルワ、モンバサなどがインド洋交易で栄えた。 |
| 1000年〜1600年 | オセアニア | イースター島のモアイ像の造営 凝灰岩を切り出した石像が、祭壇の上に立てられた。 |
世界人口の推計(百万人)
1950年以前は研究者によって推計に幅があります。
| 年 | 推計(百万人) |
|---|---|
| 1000年 | 254〜345 |