11世紀の世界(1001年〜1100年)
東西の教会が分かれ、十字軍が始まった世紀です。1054年の相互破門で東西教会が分離し、1096年に第1回十字軍が送られます。西アジアではセルジューク朝が勢力を広げ、マラーズギルドの戦いでビザンツ軍を破りました。イブン・シーナーが『医学典範』を著し、以後長くヨーロッパでも参照されます。中国では膠泥活字が考案され、王安石の新法が試みられました。イングランドではノルマン・コンクェストが起こり、神聖ローマ帝国と教皇の争いはカノッサの屈辱に至ります。ボローニャ大学が成立し、南インドのチョーラ朝は海上遠征を行いました。日本では院政が始まります。
地域別の内訳
この世紀は年表の区間「中世」にあたります。
11世紀の主な出来事(8件/収録は29件)
ここに出しているのは主な項目です。補足・背景・帰結・出典を付けた全件の一覧は、時代別のページにあります:中世
| 年代 | 地域 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1025年 | 南アジア・東南アジア | チョーラ朝の海上遠征 南インドの王朝がスマトラの港市国家へ遠征した。 |
| 1025年 | 西アジア・中東 | イブン・シーナー『医学典範』 ラテン語訳がヨーロッパの医学教育で長く用いられた。 |
| 1037年〜1194年 | 西アジア・中東 | セルジューク朝 トルコ系の王朝が西アジアの広域を支配した。 |
| 1040年 | 東アジア | 膠泥活字の考案 畢昇による。『夢渓筆談』に製法が記録されている。 |
| 1054年 | ヨーロッパ | 東西教会の相互破門 ローマ教会とコンスタンティノープル教会の分離。 |
| 1066年 | ヨーロッパ | ノルマン・コンクェスト イングランドの支配層と言語に大きな変化が生じた。 |
| 1069年 | 東アジア | 王安石の新法 財政再建と軍制改革を図ったが、官僚間の対立が続いた。 |
| 1096年〜1099年 | ヨーロッパ | 第1回十字軍 イェルサレムを占領し、占領時に住民の大規模な殺害があった。以後13世紀まで断続的に遠征が行われた。 |
世界人口の推計(百万人)
1950年以前は研究者によって推計に幅があります。
| 年 | 推計(百万人) |
|---|---|
| 1100年 | 301〜320 |