12世紀の世界(1101年〜1200年)
各地で建設と制度の整備が進んだ世紀です。カンボジアではアンコール・ワットの造営が始まり、パリではノートルダム大聖堂が起工されました。神聖ローマ帝国と教皇の争いはヴォルムス協約で一応の決着を見ます。中国では金が興り、靖康の変で宋が南に移りました。羅針盤を航海に用いた記録がこの時期に現れます。西アジアではヒッティーンの戦いを経て第3回十字軍が送られ、北アフリカではムワッヒド朝とアイユーブ朝が成立しました。日本では保元・平治の乱、平氏政権、治承・寿永の内乱を経て鎌倉幕府が成立し、守護・地頭が置かれます。鎌倉新仏教もこの時期に広まり始めました。
地域別の内訳
この世紀は年表の区間「中世」にあたります。
12世紀の主な出来事(8件/収録は22件)
ここに出しているのは主な項目です。補足・背景・帰結・出典を付けた全件の一覧は、時代別のページにあります:中世
| 年代 | 地域 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1113年〜1150年 | 南アジア・東南アジア | アンコール・ワットの造営 当初ヒンドゥー寺院として建立され、のち仏教寺院となった。 |
| 1115年〜1234年 | 東アジア | 金 女真族の王朝。華北を支配した。 |
| 1119年 | 東アジア | 羅針盤の航海利用の記録 『萍洲可談』に船で方位磁針を用いた記述がある。 |
| 1122年 | ヨーロッパ | ヴォルムス協約 聖職叙任権闘争が妥協で決着した。 |
| 1127年 | 東アジア | 靖康の変と南宋の成立 開封が陥落し、宋は江南に拠点を移した。 |
| 1169年〜1250年 | アフリカ | アイユーブ朝 サラーフ・アッディーンがエジプトに建てた王朝。 |
| 1175年〜1300年 | 日本 | 鎌倉新仏教の広まり 法然・親鸞・日蓮・道元らが、念仏や題目、坐禅による教えを説いた。 |
| 1187年 | 西アジア・中東 | ヒッティーンの戦い サラーフッディーン率いるアイユーブ朝軍が十字軍を破り、イェルサレムがアイユーブ朝の支配下に入った。 |
世界人口の推計(百万人)
1950年以前は研究者によって推計に幅があります。
| 年 | 推計(百万人) |
|---|---|
| 1200年 | 360〜450 |