19世紀の世界(1801年〜1900年)
この年表で収録件数が2番目に多い世紀です。ナポレオンの帝政とウィーン会議のあと、1848年の革命を経て、イタリア王国とドイツ帝国が成立し、国民国家の枠が固まっていきます。蒸気機関車と電信が実用化され、人と情報の移動の速さが変わりました。奴隷制はイギリス、アメリカ、ブラジルで順に廃止されます。アジアではアヘン戦争とアロー戦争で中国の対外関係が条約に置き換えられ、インド大反乱のあとイギリスの直接統治が始まりました。アフリカはベルリン会議以後に分割され、太平洋ではワイタンギ条約と植民が進みます。日本ではペリー来航から明治維新を経て、地租改正・産業革命・条約改正と続きました。
地域別の内訳
19世紀の主な出来事(15件/収録は132件)
ここに出しているのは主な項目です。補足・背景・帰結・出典を付けた全件の一覧は、時代別のページにあります:近世・近代/現代
| 年代 | 地域 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1804年〜1814年 | ヨーロッパ | ナポレオンの帝政 民法典が制定され、征服地にも導入された。 |
| 1810年〜1826年 | 南北アメリカ | ラテンアメリカ諸国の独立 スペイン・ポルトガルの本国が動揺するなか各地で独立が達成された。 |
| 1814年〜1815年 | ヨーロッパ | ウィーン会議 革命前の秩序の回復と勢力均衡を原則に、ヨーロッパの国境が定められた。 |
| 1833年 | ヨーロッパ | イギリスの奴隷制廃止法 帝国内の奴隷制が段階的に廃止された。 |
| 1839年〜1842年 | 東アジア | アヘン戦争 南京条約により香港島の割譲と開港が定められた。 |
| 1848年 | ヨーロッパ | 1848年の革命 フランスの二月革命を機に各地で立憲・民族運動が起きた。 |
| 1851年〜1864年 | 東アジア | 太平天国 キリスト教の影響を受けた宗教結社が南京を占領し、14年間存続した。 |
| 1857年〜1859年 | 南アジア・東南アジア | インド大反乱 東インド会社軍のインド人兵士の蜂起に各地の勢力が加わった。 |
| 1861年〜1865年 | 南北アメリカ | アメリカ南北戦争 奴隷制の存廃をめぐって合衆国が分裂し、4年に及ぶ内戦となった。 |
| 1863年 | 南北アメリカ | 奴隷解放宣言 南部の反乱地域の奴隷の解放が宣言された。 |
| 1868年 | 日本 | 明治維新 幕府の統治が終わり中央集権的な政府が成立した。 |
| 1871年 | ヨーロッパ | ドイツ帝国の成立 プロイセン中心に統一され、ヨーロッパの勢力均衡が変わった。 |
| 1884年〜1885年 | アフリカ | ベルリン会議 ヨーロッパ諸国間でアフリカにおける権益の原則が取り決められた。 |
| 1888年 | 南北アメリカ | ブラジルの奴隷制廃止 南北アメリカで最後に奴隷制を廃止した国となった。 |
| 1894年〜1895年 | 東アジア | 日清戦争 下関条約で台湾の割譲と朝鮮の独立が定められた。 |
世界人口の推計(百万人)
1950年以前は研究者によって推計に幅があります。
| 年 | 推計(百万人) |
|---|---|
| 1850年 | 1,128〜1,402 |
| 1900年 | 1,550〜1,762 |